末期癌で余命宣告を受けた少女と、骨肉腫で右足を失った少年。
いつまで生きられるかわからない2人が出会い、恋に落ちていく。
この手の「難病もの」というのは、たいてい号泣してしまいすが、
本作は非常に「爽やかな感動」。
とてもポジティブな勇気をもらえました。
私の『頑張らなければ、病気は治る』
に書かれた、否認、重要、感謝の3ステップは、
この映画に描かれた「末期癌の受容」にも
そのままピッタリと当てはまります。
病気に打ちのめされ、生きる希望を失った少女が、
素敵な恋人と出会い、素敵な仲間と出会い、
支えあい、生きる勇気をもらう。
そして、周りの人達への感謝の気持ちが湧き上がる。
結局のところ、
病気であろうが、健康であろうが、
今日という一日を大切に、今を全力で生きるしかない。
そして、人を愛し、人から愛され、
人に感謝することが、最大の幸せなんだ。
そんなことを再確認させられます。
「健康」な人は、
「自分が病気でない」ことを当たり前に思い、
健康に感謝することもなく、
病気を予防することもなく、
むしろ身体に悪いことばかりしてしまう。
日常生活から、
「健康」のありがたさを知るのは本当に難しいけれども
映画による擬似体験
余命宣告を受けた主人公に感情移入すれば、
自然に「健康のありがたさ」に気付くことができるのです。
そんな意味でも、一人でも多くの人に見て欲しい作品です。